2012/12/19

二年下の学生がすでに就活を始めているという驚愕の事実

「『新刊は発行する』『就活も継続する』。“両方”やらなくっちゃあならないってのが“無職”の辛いところだな。覚悟はいいか?オレはできている」

ハローワークに掲載されている求人に応募するには、基本的に近場のハローワークへ行って紹介状というのを発行してもらわなくてはならない。その紹介状と、履歴書なり職務経歴書を送付するのが一般的な応募の仕方。まあ、自分の場合、職務経歴書に書くこともないので、必然的に書類は紹介状と履歴書それと意味があるのかわからない添え状がワンセットとなっている。

その紹介状、ハローワークへ行ったら無条件にすぐに発行をしているわけではない。
その日の担当者に、どこどこの企業への紹介状を発行して欲しいと説明しなければならない。そして、担当者は該当企業へ、☓☓歳の男性がそちらの企業へと応募したいのですが、まだ枠はありますか等と電話で聞いて(聞かない場合もある)、了承を貰えれば晴れて紹介状の発行へと行き着く。
ちなみに、男はいらんと断れた求人も何件かある。

そういう流れなので、担当者と最近どうよ的な話をしなくてはならない。
まあ、なかなかいい求人見つからないですねと話を返すと、若いってのは武器だから探せば見つかる。諦めないでと励まされる。
正直、諦めてもいないし、悲観的にもなってないけど、そりゃ大学を卒業してこの時期まで職歴なしな自分をそういう目で見るのは普通のことなんだろう。求人なんて年がら年中転がっていて、より好みしなければすぐにでも決まるとは思うけど、もうすでに半年強のうちに二回失敗しているので、三回は回避したいところ。
といっても、もうそろそろ(随分前からだけど)家族の眼も厳しくなり、どうしてこうなった的な事を言われてるので家の中での肩身が狭い。なんでこうなったなんて、当の本人が一番そう思ってるので、言い訳も何もあったもんじゃない。

閑話休題。
そんな切羽詰まってる状態においても、コミケには参加するみたいなので、現在就活と併行してコミケで発行する原稿を描いている。そんなこんなで冒頭の台詞。
ジョジョの台詞に当てはめて今の修羅場っぽい状況を報告してみたけど、前にもこんなことをブログに書いていたなあと思い出して、遡ってみると、案の定去年の今頃、同じようなことを書いている。
その時は在学中の就活ということで、卒業と就活の両立を天秤にかけていたけど、今は卒業する学校もない。けれど、それから一年経った今でも就活は継続中。



©SLAM DUNK・井上雄彦/集英社