2012/05/21

センチメンタルジャーニー

朝の通勤時にて、金環日食を見るための専用メガネを持つ女子高生Aが太陽どこかなあと騒いでいた。
そして、その行動を嗜める友人であろう女子Bと男子が一人ずつ。

朝っぱらから男女のグループ登校か、うぜーなあと嫉妬しつつ(中学生並の感情)、スルーしていると、その女子高生のグループが下車する駅が近づいてきたらしいので安堵。横目でチラっと見ると、なんと、女子高生Aが持っていたメガネはその子のものではなかったらしく、見ていた限り一言も話していたなかった男子高校生Bに手渡していた。
なんと、グループは3人でなく、4人だったのだ。
しかもその男子高校生Bは手渡されたメガネを自分で使っていなかったように見える。

ようするに、自分で話題のトピックスの中心になるであろうメガネを持って行き、それを使ってもらって興味をひこうとしていたのだ。
だけど、口下手でシャイな彼は貸すまではできるが、その話題に入って、親密に接することができなかった。
彼が男子高校生Aを見るめつきは、恨めしさと羨ましさの表裏一体だろう。
ああ、残念だ。男子高校生B。
しかし、その心意気や良し。


まあ、勝手な憶測ですけど。