2011/05/27

岸辺露伴 ルーヴルへ行く

この本は漫画だけれど、一般的なコミックスではない。
中に収録されているのは、偽りなく荒木飛呂彦が描いた漫画だけれど、この本は美術書の一種であり、コレクターズアイテムです。

岸辺露伴 ルーヴルへ行く (愛蔵版コミックス)岸辺露伴 ルーヴルへ行く (愛蔵版コミックス)
荒木 飛呂彦

集英社 2011-05-27
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だけど、やっぱり「漫画」を目当てで購入を検討している人にとっては、高い値段がネックになると思う。過去にウルトラジャンプで掲載された123Pとインタビュー記事5Pで2800円ってのは、普通のコミックスに比べると敷居が高い。
もちろん、掲載時に収録されていた白黒の漫画でなくカラーであったり、カバーの凝った作り、B5サイズと週刊雑誌より一回り大きいサイズ、上質な紙質、それだけに値段が上がるのは仕方のないことだが、『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』という「漫画」だけを読みたいという人にとっては手を出しづらいと思われる。

岸辺露伴シリーズと言っていいものか、他に岸辺露伴にスポットを当てた『岸辺露伴は動かない』シリーズのジャンプスクエアに掲載された『六壁坂』編はまだどのコミックスにも収録されていないので(『懺悔室』編は『死刑執行中脱獄進行中』に掲載されているが)、岸辺露伴シリーズのページが十分集まったら、岸辺露伴の短編集という形で発行されるかもしれないので、それを辛抱強く待つのも一つの手かもしれない。といっても、出る保証はどこにもないのですが。

死刑執行中 脱獄進行中 (SCオールマン愛蔵版)死刑執行中 脱獄進行中 (SCオールマン愛蔵版)
荒木 飛呂彦

集英社 1999-11-19
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