2013/01/02

私のこと覚えてる?



まあ、覚えてなかったんですが。

冬コミケにて大学の同級生のスペースへと挨拶に行った時、自分を知っているような名前を呼んでくる女性がいて、私のこと覚えてる?と聞いてきた。

けれど、正直全く見覚えがない。
同級生の所に居たということに加えて、自分のことを知っているとなると大学関係者、特に所属していたサークルの関係者とまでは推測できるけど、そこからはどん詰まり。
彼女が自分へ問いかける前に、今日はコスプレをしてきたと別の人と会話していたので、コスプレをしていた人を思い浮かべて見るが、誰かがしていた記憶はあるにはあるけど、名前も思い出せなければ顔も無理。

思い出せないなら思い出せないなりに、話を相手に合わせることでその場を切り抜ける術はなきにしもあらずだが、今回の場合、相手が自分のこと知っているかどうか尋ねてきているので、名前を出さなくちゃ先に進めない。
しかし、間違った名前を答えるのも、正直にわかりませんと言うのも失礼にあたるので、ここは慎重にいかなければならない。
まあ、慎重にいくにせよ、何にせよ、わからないものはわからないので、間違った名前を言うリスクと素直にわかりませんと答えて、どっちが相手に失礼に当たるかを天秤にかけた結果、わからないと答えたほうがいいだろうとそっちを選択。

答えは一年上の先輩だった。
しかも、相手の名前を聞いてもその場はピンと来なかった。この文章を書いてる時に、やっと、そういえばそんな名前の先輩でコスプレしている人がいたなあと思いだしてきたが、すっかり頭の中から抜け落ちていた。

しかしまあ、次会った時は忘れないようにしておきますと言ってみたものの、次の偶然会う機会は夏コミだろうし、半年間覚えていられるかといったら、覚えていられる自信はない。
このように文章に残したことで、頭の中にインプットできていればいいのだが、まあ会わなければその記憶も無駄になるんだろうけど。


©エルフェンリート/岡本倫・集英社