2012/05/17

NTRではなくホモ

妻を寝盗られるエロゲ(以下NTRゲー)の設定に、自分の苗字名前を変更できる場合がある。
当然、妻の苗字は自分の苗字と同じである(夫婦別姓とかめんどくさい話は割愛)ので、設定で苗字を変えたら妻の苗字も必然的にそれになる。当然の反映だし、夫婦という設定上そうなっているほうが雰囲気は出る。

けれど、名前を変えることによって起こる弊害もある。
この場合のNTR要素は、和姦にせよ強姦にせよ自分の妻が第三者(間男)とセックスをしているという事実。
セックスの際、男女間で名前を呼び合うのはよくあることで、例に漏れずこのゲームも交尾しながら名前を呼び合っている。
妻のほうが間男の名前を呼ぶのは別にいいとして、問題は間男が妻を呼ぶ名前は自分の苗字でもあるということ。
下の名前で呼ばず、わざわざ苗字で呼ぶのは下の名前で呼ぶような仲ではない、そもそも知らないとか両者の親交の度合いに起因するものがあるだろうけど、この場合は、自分と同じ名字である妻の名前を呼ぶことによって妻が奪われる敗北感、喪失感を意図しているものかと思われる。
けれど、呼ばれているのは妻の苗字でもあるが、自分の苗字でもある。
ビジュアルに映されるのは妻と間男がヤっている場面だけど、間男が呼ぶのは妻(自分)の苗字。
テキストだけ見ると、自分が間男とヤっているともとれる展開。

ということで、NTRゲーは間接的にホモゲーにもなっていてコストパーフォーマンスがいいという話。