2011/07/21

あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。(上)

アニメ、あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。の企画・脚本を書いていた岡田麻里直筆のノベライズ版。
今作はアニメでいうと第4話「白の、リボンのワンピース」で「ゆきあつ」がなんかいろいろやらかしたところまでを収録。

収録と言っても、アニメとはストーリーが異なります。
どこが変わっているのかは[続きを読む]から。

アニメ版とここが違う!

その一
「じんたん」以外の超平和バスターズの「めんま」認知のタイミングが異なる

アニメでは程度の差はあれ、「めんま」が本当にいるとは思っていなかった。
けれど、アニメ第8話で「めんま」自らが存在証明をしたことによって、みんなは「めんま」が知ることとなった。
「めんま」は物理的に接触できるのだから、早く「じんたん」以外に存在を知らせろよ、とヤキモキしていた視聴者も、それまで何でそれをやらなかったのかという疑問は完全に払拭はできなくとも、各々自分の中の折り合いをつけた。

で、ノベライズ版。
ノベライズ版は、もっと早く存在証明します。
どうやってそれをしたか、どのタイミングで行ったのかは小説を読んでいただくとして、ノベライズ版の証明タイミングは、何かと理由をつけないとしっくりこなかったアニメ版と比べると、ベストなタイミングだと思います。アニメはアニメで、あのタイミングは感動しましたが。


その二
アニメではなかった超平和バスターズの思考がより鮮明に

なんかそれぞれ考えてることが暗いです。
引きこもりの考え、妬み、嫉妬などなど、人間のどす黒い負の感情がアニメ以上に顕著です。


その三
なんか表現がいちいちエロイ

ここらへんはけっこう前に話題になってたので割愛。
詳細は下のサイト様参照。
【あの花】小説版のじんたんがセクハラすぎる件まんはったん。


ということで、アニメとは違ったストーリーが楽しめる小説版あの花。
(上)ってことで、(下)も発売するのかな?
正直、ボリューム不足は否めない(1時間もあれば読める)のですが、普通の小説よりも安いですし、ファンは読むべし。


あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。(上) (MF文庫ダ・ヴィンチ)あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。(上) (MF文庫ダ・ヴィンチ)
岡田麿里

メディアファクトリー 2011-07-22
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