2010/11/03

ハートキャッチプリキュア!花の都でファッションショー…ですか!?

幼女は ライトを構えた
しかし 振る場所が わからなかった
幼女は 落胆した



ということで、ハートキャッチプリキュア!花の都でファッションショー…ですか!?
劇場版プリキュアシリーズの第9弾となる今作の舞台は、シリーズ初の海外・花の都パリ。
しかも、つぼみ、えりか、いつきがファッションショーでモデルデビュー!?
さらには、キュアムーンライトも大活躍!?
また、TVシリーズには登場しない映画オリジナルの砂漠の使徒・サラマンダー男爵や、物語の鍵を握る狼男の少年オリヴィエの登場で、驚きの連続で魅せる、ハラハラドキドキたっぷりのストーリー展開!


泣いた!
閉ざしていたオリヴィエの心をプリキュア達が自分の闇を引き合いに出して、溶かしていく箇所がそれぞれの個性を立たせていてよかった。
つぼみだったら、チェンジ。
えりかは、コンプレックス。
いつきは、自分に正直になること。
ゆりは、父への思いを果たせなかった自分の思いをオリヴィエに伝えることで、4人それぞれの役割を持たせて、それぞれにスポットを当て、不要なキャラを作らない演出。

敵対する相手と2:2に分かれて戦う箇所。
オリヴィエ(オオカミver.) vs ブロッサム&マリン → マリンは現実的なところがあるからオオカミになったオリヴィエを敵として排除しようとするけど、まだ信じているブロッサムはその攻撃を止めようとして、マリンは戸惑ったり。
ここでも二人の役割がちゃんとできてる。

サラマンダー男爵 vs サンシャイン&ムーンライト → サンシャインさん何かしてましたっけレベルだけど、盾で攻撃防いでたかな?ムーンライトは自分の父へ言いたかったことをサラマンダー男爵に訴えるような感じ。クライマックスの前シーンで単身闘っている時は、オリヴィエが自分でサラマンダー男爵のところへ付いて行ったので、仕方ないといった高校生っぽい大人の考え方だったが、ラストバトルになり他のプリキュア(ブロッサム)の頑固な性格に感化されたのか吹っ切れてるような。

最後にサラマンダー男爵がドラゴン化した時には、バラバラに戦っていた4人が力を合わせて撃破するシーン。
準備する前にドラゴンが街に向けて火炎玉?を放射したのをシプレたちが防いだり、コッペ様が時空を超越して助けに来たりで妖精たち大活躍。
お約束でプリキャアが押されてる時には、観客参加型のライトを振るシーンがあったけど、そのシーンの時間少なかったし、幼女たちはわかってなかった印象。

他。
・えりかが出来る女になっててどこか大人びて現実的。
・しかし、相変わらずのゆるゆるで素晴らしい。
・つぼみは逆に子供っぽくなってた。
・ゆりさんは、高校生っぽく他の3人とは違った視点で敵と相対したりでカッコいい。
・舞台設定のパリでなくちゃいけない重要性ってのがイマイチ不明瞭。
・38話の設定が踏襲されてるのがタイムリー。

映画『プリキュア』最新作が過去最高の満足度を記録!となっているけど、小さい子供にとってはそこまで面白い話じゃなかったと思うんだけど。
悪い敵が悪いことを企んでいる(やった)ので、プリキュアがそれを正すという簡単なストーリーではなくて、心の変異というか、本編でやってきた心のあり方を友情や親子愛で成立させているストーリーだから小さい子には難しかったんじゃないかなあ、と。
まあ、僕は平日の昼間から大人一枚で悠々と観てきた大友ですから、いろんな面を含めて楽しめたんですけどね。

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