2010/12/16

ガールズジャンプ

以前読んだ漫画雑誌アオハル内の広告に、
「ジャンプがまた、やらかします。史上初! 女性だけが描く新創刊!ジャンプが恋した22人!」とこりゃまたアクが強そうな雑誌を創刊するなあと思ったけれど、とりあえず買って読んでみた。

ガールズジャンプ 2011年 1/25号 [雑誌]ガールズジャンプ 2011年 1/25号 [雑誌]

集英社 2010-12-15
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掲載陣の予備知識はなく、女性だけが描く漫画雑誌なら、女性向けの漫画雑誌ってことなのかなとか、既存の女性向け漫画雑誌とどう差別化をするのだろうかって思ってましたが、そこまで女性向けを押し出してるわけではないと思った。
けれど、「失恋」 「喪失」 「誤解」 「和解」っていう上手く言えないけど、女性ならではの視点からの話作りってのは感じた。

男性が描いた恋愛劇は大体の場合、流れはどうであれハッピーエンドか喜劇に終着すると思ってるけれど、女性の場合終着点は悲(哀)劇とか再スタート、リセットって感じがする。例に漏れず、ガールズジャンプに掲載されてる漫画も当てはまってるような気がするけど、まあ主観の問題ですね。


ここのインタビュー記事に今回の狙いが書いてあります。
「コミックで儲ける雑誌にしたくない」、女性作家による青年誌「ガールズジャンプ」が誕生
以下インタビュー内容抜粋

――誕生の経緯は、
>、集英社の青年マンガ誌に女性読者をつけることです。

――雑誌全体のコンセプトは、
>自由に描いていただいています。ただ、作家さんたちが「せっかく『ジャンプ』と名のつく雑誌に描くのだから......」と言ってくださって、ご自身の抱く「ジャンプ」のイメージに近づいて描いてくださった印象が強いですね。

ということで、女性読書をメインターゲットに置きつつも、女性作家の感性に重点を置いた漫画雑誌ってことですかね。
正直、そこまで自分の気に入った作品ってのはなかったんですが、次に発行する時に来て欲しい作家欄に羽海野チカCLAMP中村光、津田雅美、東村アキコ羅川真里茂など自分の好きな作家さんがラインナップされてるので、次があれば掲載陣次第で買うかもしれない。