2010/03/23

ピー音

公共の放送などでは、社会通念上卑猥と思われる言葉にはピー音が被せられます。
アニメやゲームなどでも同様ですが、エロゲーではそれがあったりなかったりします。
何故あったりなかったりするのか、その理由を個人的に知りたくなったので、メモ程度に載せておきます。


審査団体による規制
・ピー音がある場合→コンピュータソフトウェア倫理機構審査(ソフ倫)に所属
・ピー音がない場合→コンテンツ・ソフト協同組合(メディ倫)に所属、一般流通しない同人ソフト

二つの審査団体による審査には法的拘束力はないが、審査に通っていないゲームは販売業者の都合や条例で販売が禁止されていたりするので審査団体に回すしかない。
ブランド側も「このゲームは審査に通ったので何ら法に違反するものではありません」との大義名分になるので審査するのは必然である。
元々はこういう自主規制団体はソフ倫のみであったが、後に製作サイドからの要望などにより規制緩和のメディ倫が台頭することになる。
よって、ピー音などの違いが発生したのだろう。
設立された経緯はwikiに詳しく載っているので参照。

コンピュータソフトウェア倫理機構(ソフ倫)
コンテンツ・ソフト協同組合(メディ倫)

ちなみに、ソフ倫で禁止しているが、メディ倫で明確に禁止されているものは
「18歳未満であることが明らかな人物の性描写」
「高校以下(18歳未満)の言葉の使用」がある。

ソフ倫側では、
2005年にソフ倫基準の一部変更、
親族3親等以内の性描写の禁止の緩和、
一部禁止ワードの撤廃など、基準の緩和も行われた。



声優の都合
イメージ的な意味でアニメやゲームで主に活躍している声優は、エロゲーで声を当てる時は、別名義でクレジットなどに載る。(18禁をやったとバレるとNHKで仕事が出来なくなるらしい{ソース不明})
エロゲーで主に活躍している声優もピー音の有無で名前を変えることはしばしある。
なので、声優によっては7コとか名前がある人もいます。

[参考]
かぐや消し
クリックゲー声優データベース




ソフ倫が設立された経緯は、今話題に上がっている"「非実在青少年」規制問題"に通じるものもあるので、一度目を通しておくのもベター。
[参考]
「非実在青少年」規制問題・対策まとめ
「非実在青少年」問題とは何なのか、そしてどこがどのように問題なのか?まとめ