レベル1:アニメ視聴のみ
レベル2:アニメ視聴+原作読了
レベル3:副音声を聴きながらアニメ視聴
自分はレベル2だったので、キャラ同士の掛け合いのテンポだったり、スピード、間(ま)がわからなくてただ読んでいただけ(それでも面白かったけど)なので、少々物足りなかった。大きな胸を注がれてる視線から隠しながらとか、まるでゴミ溜めを見るような軽蔑した眼差しで~と吐き捨てたみたいな情景、心理描写があれば面白さが倍増するだろうけど、まあ、この本自体のコンセプトがオーディオコメンタリーの会話をただ収録しただけなので、入れたらただの小説だしなあみたいな。
それと、副音声に優しくない活字特有の表現が見て取れたりするんで、副音声聴いてた人も新たな発見があるやも。
「ナイカクをセめる、ピッチャー」(P284/するがモンキー 第三話)
ナイカクが『内閣』なのか、『内角』なのか的な。
会話途中にアニメのキャプションが入っているのが地味に優しい。
大体が本編に関係ない雑談で占められてるけど、時折特定のシーンで会話をしているので、どういうシーンかわかる絵があるのは親切設計。
まあ、同作者が同時に出した『悲鳴伝』と比べると読み応えが全然ないし、文章量と値段がマッチしてないけど、コレクターアイテムとしてはいいんじゃないですかね。とりあえず、下巻が出る前に副音声を聞いて予習しておくとする。
アニメ『化物語』副音声副読本(上) (講談社BOX) 西尾 維新 渡辺 明夫 講談社 2012-04-26 売り上げランキング : 55 Amazonで詳しく見る by G-Tools |